ニューヨーク州

ニューヨーク近代美術館(NY MOMA)

MOMA公式オンラインショップやアプリがあるのでご存知の方も多いはず。
設立にはあの有名なロックフェラー財団が関わっています。

現在の普通の展示方法ですが、それまでになかった白い壁にかける形であったり、あまり認知されていなかったモダンアートに焦点を当てるなど、当時かなり前衛的な活動をしていたそうです。
1929年に設立され、2019年に増改築が完了しました。

ゴッホ、ゴーギャン、アンリ・ルソー、モンドリアン、セザンヌなどの有名どころから、KDDIの携帯電話までもが所蔵されています。

グッゲンハイム美術館

ソロモン・R・グッゲンハイム財団が運営する美術館で、ル・コルビュジェと並ぶ近代建築の三大巨匠と呼ばれる建築家、フランク・ロイド・ライトが手がけています。
ちなみに、フランクロイドライトの作品は帝国ホテルや落水荘など、日本にもいくつかありますのでぜひ見てみてください。

1959年に設立され、螺旋状のぐるぐるとした外観に加え、内部の吹き抜けの天井から取り入れた光とモダンなつくりがとても印象的です。

ブッシュウィック

倉庫や工場跡地がアートギャラリーに

ブルックリンの一画にある「ブッシュウィック」。
クリエイターやアーティストが多く住み、新しいアートスポットとして有名です。

いたるところの壁一面使ったのカラフルなウォールアートが描かれています。
レンガづくりの建物とマッチしてとてもかっこかわいい街並みです。

フロリダ州

ウィンウッド芸術地区

マイアミにある、70以上のギャラリーや美術館が並ぶ世界最大級のアートエリア。
その中にある「Wynwood walls」はもとは使われなくなった廃倉庫で2009年に「創作活動の中心地」としてアーティストたちに活躍の場としてスタートしました。

カフェ&レストラン、公園の施設も併設された複合施設で、倉庫の壁に描かれたストリートアートを気軽に鑑賞できます。
日本人のアーティストさんもいらっしゃるそう。
NYのブッシュウィック地区とはまたテイストが違いますね。

サルベーション・マウンテン

ビビットなカラーリングの巨大なモニュメントには、大きなハートとLOVEの文字。
映画のロケ地や雑誌の撮影にも使用されるフォトジェニックなカルフォルニア州の人気スポットで、何もない砂漠が広がる中に突然現れます。
信心深い芸術家のレオナード・ナイトが「神への愛」をテーマに、砂漠にある丘に長い年月をかけ造りこんでいるカラフルでポップなアート作品です。

砂漠のど真ん中です。
真夏だと45℃にもなりますので、11月~3月がおすすめです。

テキサス州

マーファ

ミニマム・アートの巨匠、ドナルド・ジャッドが移り住んだことから、アートの理想郷・聖地と言われるマーファ。
砂漠のど真ん中にあるにも関わらず、街のあちこちにアートが点在しています。

その中でもアートインスタレーションで有名なのが、プラダの店舗のように見える「プラダマーファ」
無人の店内にはちゃんとプラダの靴とバッグが陳列され、朽ちて自然に戻っていくことで「長い年月」を表現しています。

砂漠とはいえカフェやフードラックもあり、その食事もたのしみのひとつ。
そして、ここは亡きジェームス・ディーンが出演していた「ジャイアンツ」の撮影場所なのだそうですよ。

ロスコ・チャペル

抽象表現主義の代表的な画家であるマーク・ロスコの作品が展示されたスタイリッシュなチャペル。
どの宗教の人も同じ空間で祈ることができる場所として建てられたとのこと。

キャデラックランチ

テキサス州のルート66に造られた、1949年~1963年式10台のキャデラックを地面に突き刺したアート。
車への落書きは自由。
落書きやペインティングをして楽しむことができます。

ユタ州

スパイラルジェッティ

グレートソルト湖にあるアメリカの芸術家ロバート・スミッソンが制作したらせん状の堤防です。

湖の水位が1,279m以下にならないと見ることができません。
1970年につくられてから、再び姿を現すまで30年間、水没していたのです。

変動する水位や海水よりも高い塩分を含む水など、自然による変化で変わっていくまさにアースアートです。

自然とともに変化していくアートはこの先どうなるのか、とても興味深いですね。

 

以上、アメリカのアートスポッでした。

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