数年前からオンラインで、手軽にハンドメイド品を販売できるサイトが増えてきました。

制作したものを販売したいけれど、カートシステムを借りるのは、ちょっとお客さんとの個人でのやり取りや入金の確認など、ハードルが高い・・・というクリエイターにはおすすめの、自分のお店をつくることができるサービスサイトです。

個人間同士でやり取りするのは慣れないうちはなかなか難しいもの。
ハンドメイド販売サイトでは返品、返金に関してのマニュアル等もしっかりしていますので、まずはここから始めてみるのがおすすめです。

大手のハンドメイドサイト3つを比較してみたいと思いますが、出店する際の確認ポイントは販売手数料とユーザー層の違いになりますので、注目してみてください。

minne(ミンネ)

minne

「minne(ミンネ)」は、GMOペパボ株式会社が運営する、国内最大級のハンドメイドマーケットです。 一時期、TVCMも放送されていたのでご存じの方も多いかもしれません。

CMの水川あさみさんや佐々木希さんを見てもわかるように明るく楽しい雰囲気で、販売されているものは、アクセサリー、雑貨、ファッション、食品など多岐に渡ります。
ユーザーは若い方が多いので、フランクな感じで価格帯は低めのものがよいかと思います。

掲載する作品はショッピングモール「カラメル」にも自動で掲載されるようになりますので、そのぶん露出も増えるメリットがあります。
また、販売するためのコツをwebページや動画配信でアドバイスしてくれ、自社イベントや確定申告などに関するセミナーなども行なっています。

先日は「2要素認証」も導入され、不正なログインを防ぐことができるようになりましたので安心して利用することができます。

特徴

  •  国内最大級のマーケット
  •  自社イベント、セミナーを開催
  •  ユーザー層は20代~30代の女性
登録料無料
月額料無料
最大写真登録数20枚
販売手数料9.6%
売り上げの入金月末締め翌月末払い
振込手数料220円
公式サイトhttps://minne.com/

Creema(クリーマ)

「Creema(クリーマ)」は、"ハンドメイドインジャパンフェス"などのイベントも開催しているマーケットプレイスです。

月間300万人超のユーザーがいるので、集客面もよいかと思います。
(ただ、登録されている作品数が多いため、キャンペーンやプローモーションを打たないと、露出が難しいところもあります。)
そしてユーザーがお気に入り作家を集めて、キーワードと共に投稿できるもキュレーション機能もついています。

ルミネ新宿2二子玉川札幌にリアル店舗があり、2週間ごとに入れ替わりで登録しているクリエイターは販売することができます。
(スタッフの方が販売してくださるのでありがたいのですが、販売手数料が少々高めの印象があります。)

特徴

  •  お洒落で綺麗な雰囲気
  •  自社イベント、セミナーを開催
  •  ユーザー層は20代~40代の女性が多い
登録料無料
月額料無料
最大写真登録数10枚
販売手数料10%(フードは14%) 詳しくは こちら
売り上げの入金入金手続きの申請、申請月の末日に入金
振込手数料合計金額が30,000円未満:176円 合計金額が30,000円以上:275円 (ジャパンネット銀行の場合は55円)
公式サイトhttps://www.creema.jp/

iichi(いいち)

iichi

つくり手と使い手をつなぐ場を広げる"手仕事"のギャラリー&マーケットとして、日本の木工・陶器・ガラス・皮革・染織など、さまざまな分野の作り手の作品を購入できます。

プロ、もしくはプロレベルのクリエイターが多く登録しており、登録クリエイターの展示会やリアルマーケット情報も発信しています。

ほかの2サイトにない機能として、アクセス解析があり、月ごと、もしくは日ごとのアクセス数の推移や、お気に入りに登録された数などをひと目で確認することができます。

特徴

  •  職人レベルの作品
  •  ナチュラルで落ち着いた雰囲気
  •  ユーザー層は30代~50代(男性多め)
  •  オーダーメイドができるショップが多い
登録料無料
月額料無料
最大写真登録数5枚
販売手数料20%
売り上げの入金毎月月末締めの翌月20日に入金
振込手数料合計金額が30,000円未満:176円 合計金額が30,000円以上:275円
公式サイトhttps://www.iichi.com/

それぞれ比較してみると・・・

販売手数料

販売サイトを利用するにあたって確認したいのが、販売手数料。
せっかく売り上げがあっても、手数料が高いと利益が少なくなってしまうので、ここは抑えたいところです。

各サイトを比較してみると、

minne9.6%
reema10%(フードは14%)
iichi20%

「minne」が9.6%、「Creema」が10%となっていますが、どちらがよいのでしょう。
(食品ではない販売として考え、iichiは倍なので外します。)

このふたつの売り上げの入金時の振込手数料を考えてみると、「minne」振込金額は関係なく220円かかりますが、「Creema」の場合は販売手数料が0.4%高いのですが、30,000円未満ですと176円で、30,000円以上ですと275円す。

・・・わかりにくいですね。

例えば10,000円売り上げがあった場合を見ると・・・

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そして25,000円売り上げがあった場合を見ると・・・

画像
 

さらには35,000円売り上げがあった場合を見ると・・・

画像
 

となります。

差額ですが、振込額で比較した場合はCreemaが優位です。

また、minne(そしてiichi)は毎月ごとの清算になるのですが、Creemaは4ヶ月間売り上げを預かってくれ、まとめて振り込みをしてくれるので、希望の金額に達したら申請することもできます。(4ヶ月経つと強制的に振り込まれます。)

ユーザー層

比較と言っても優劣があるわけではありません。
女性が多いからと言ってユニセックスなデザインのものが売れない、ということではありませんし、男性も購入されることは多いです。
ですが、ユーザー層は、自分の作品の強みを生かすためにとても大事なポイントです。

女性向けの作品であるなら、女性が多いところ、女性の中でも20代向けと40代向けとは多少なりとも違いがあります。
登録サイトの雰囲気も含めて、

自分の作品にあったテイストかどうか?
ターゲットは間違っていないか?

の確認をおすすめします。

minne20代~30代の女性
Creema20代~40代の女性
iichi30代~50代、男性多め

ほかの点では・・・

minneは登録した作品を登録した順番ではなく、自分好みでの並べ替えが可能で、自分のおすすめの作品をギャラリーのトップに持ってくることができるのがうれしいです。

以下は個人的かつ小さいネガティブな意見です。
iichiは残念ながら作品登録にオプションがつけられないため、オプションごとに作品数を登録するか、別途オプション用のページを作成しなければなりません。

また、写真登録数が5枚と少なめのため、見せきれない、と思うことがあります。
minne、Creemaは登録可能枚数が多いのですが、ともに写真の最大枚数を登録しなければいけないわけではありません。
ですが、より多くの作品の魅力を伝え、購入していただくためには、そもそもの枠が広いほうがいいですよね。

minneは配送方法の登録がしにくい、ラッピング項目がないといったことでオプションで設定=オプションが足りなくなる、といったことはありました。

結局のところ、おすすめは?

初めての販売で、まだテーマやターゲット層など決まっていない・・・という場合は「minne」「Creema」にしておくことをおすすめします。

なぜかというと、どちらも利用者が多いため過去の事例によってマニュアルが豊富にあり、サポートもしっかりしているため、安心してはじめられるからです。

サイトはいくつ登録すべき?

販売サイトは基本的にひとつでよいと思います。
しばらく使ってみてから、合っていないなと感じたり、ターゲットを広げたくなった時にはほかのサイトに登録するのがおすすめです。

いくつものサイトに登録するとそれだけ手間が増え、また、新機能が搭載されるとそれによる情報の登録も変更しなければならないことが多々あり、「○○することができるようになった」=「そのための対応を商品ごとにしなければならない」ということになってしまいます。
ついつい、いろいろな方に見てほしくていくつも登録してしまうのですが、その気持を抑えてひとつかふたつにとどめておくことをおすすめします。(経験による意見です。)

また、もし登録したサイトをやめ、他のサイトに移行する場合は、作品情報はcsvなどでダウンロードできませんので、登録個数が少ないうちに判断、移行するようにしましょう。

まとめ

販売サイトにはそれぞれ特徴があり、使っているうちに新しい機能がどんどん増え、さらに便利になっています。

また、支援セミナーやイベントも各サイト、行なっていますので、各サイトで調べてみてください。
まずは自分の作品とあったテイストのサイトに登録するところから始めましょう!

※各サイトとも、2020年8月時点の情報となります。また、利用規約・販売規約などが随時改定されていますので、ご確認の上、ご利用ください。

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