トルコのモザイクガラスを使ったランプ、それがトルコモザイクランプです。
原色の幾何学的な形にカットされたモザイクガラスをあしらいますが、このガラスは色褪せることなく、半永久的に色が保たれると言われます。

ルーツは約6,000年前に遡り、1299年に建国されたオスマン帝国時代において、石油ランプやろうそくとモザイクアートが組み合わさり、現在のトルコランプになったそうです。

消灯しているときはまさに異文化の雰囲気が漂うかわいいインテリアですが、電気をつけるとまた違った雰囲気で、温かみのある幻想的な光がとてもすてきです。

今回はそのトルコモザイクランプを東京の谷中銀座商店街の「ZAKUROらんぷ家」さんにお邪魔して制作させていただきました。

挑戦するのは「シーリングランプ」という、天井から吊るすランプです。

Image by Nikolay from Pixabay

形は違いますが、こんな感じです。

3時間ほどでガラスを貼り付けてデザインを完成させて、石膏を入れて固める仕上げはお店にお願いし、後日配送していただきます。(お店での受け取りも可能です。)



じゃあ、早速始めましょう!

ガラスは原色のような、はっきりとした色が多いように思います。
形は四角形、ひし形がメインです。
変わり種のガラスは1個までなら無料、とか+●円で追加できる仕組み。
今回はその変わり種ガラスたちから、ラムネ瓶のような丸いガラスを2個チョイスしました。

まずはランプの下の部分から。
配置させるガラスが決め、ベースのガラスにちょっと酸っぱい匂いがする接着剤を塗っていただき、そこにガラスとガラスを離して貼り付けていきます。

すぐに乾くわけではないので、貼り付けたあとも微調整はできます。
が、なぜだか緊張してあたふたしてしまいます。


次は早くもメイン部分。
お店に飾ってあるデザインも参考にさせていただきつつ、これでいいかな、いやもっとかわいくしたい、ああーどうしよう、とかなり迷いが生じます。


試行錯誤の末・・・デザインが決まったら、また接着剤を塗って配置、ガラスをつけていきます。


メイン部分ができたら、その上と下の部分のデザインも決め、同様にガラスをつけます。


こんなデザインでいいのだろうか・・・?
と思いつつも、スタッフの方の「すごくかわいいデザイン!」という声に励まされ。笑
完成までもう少し!

ここまですでに3時間経過しています・・・。
集中していて(迷いすぎて)あっという間に時間が経っていました。
本来ですともう終了、残りはお店の方にお願いするのですが、たまたまほかの席が空いたので、まだ引き続き制作してもよいとのこと。
最後までやりたかったので・・・ありがたい!
お気遣いに感謝です。

このあとは、貼り付けたカットされたガラス以外の部分に小さなビーズガラスをつけ、隙間を埋めていきます。
このビーズガラスも透明や黄色透明、青色透明、などいろいろ選べるんです。

今回はあまりごちゃごちゃさせたくなかったため、真ん中には透明、そこ以外は透明と黄色が混ざっただけのものにしました。

パラパラと落ちやすいので、ぎゅっと押して貼り付けます。

いよいよ・・・完成です!


あとはお店にお願いし、修正やビーズやガラスの間を石膏で埋めていただきます。

約1ヶ月後。 待ちに待ったランプが到着しました。

電気をつけない通常モードだと結構白っぽかったですね。
ただただ、インテリアとしてかわいいです。
でももっとガラスを敷き詰めたほうがよかったかな?
と思いましたが、電気をつけてみると・・・


全く違う色味に変化し、やさしい光がガラスを通過してきます。
驚いたのが、石膏が光を通すこと、そして中間に配置した紺色のガラスたちの色の変化。
とてもきれいな色に変わりました。
とても幻想的、ロマンチックですね。

本場の伝統的なモザイクデザインは幾何学的に配置することで縁起を担いでおり、

  • ・星:最もポピュラーなデザイン。オスマントルコ時代のシンボル。
  • ・キリム:ひし形のデザインで、豊穣、幸福、魔除け。

といった意味があるそうです。

今回のランプづくりで、ほんの少しだけですがトルコ文化に触れることができました。
食事もおいしく、魅力いっぱいの国と言われるトルコ。
ガラスの香水瓶も気になります。
いつの日か訪れて、本場のガラス製品を見てみたいですね。

ZAKUROらんぷ家
〒116-0013 東京都 荒川区西日暮里3-15-5
TEL:03-3822-0610
https://zakuro-lampya.com/

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